神石高原の神楽とは?

びゃっかい
神石高原の神楽は、広島県の神楽の中でも、軽妙軽快な踊りで語りに重点を置いた舞です。もともと、承徳2(1098)年豊松、笹尾など八ヶ庄の社家によって結成され,八ヶ社総鎮である豊松鶴岡八幡神社の祭社においておごそかに舞っていました。それが、いつしか一般農家でも舞われるようになったものです。
そのため、古来から豊松の人の支えとなって連綿と受け継がれてきました。今では、「豊松の神楽―荒神神楽,八ケ社神楽,吉備神楽―」として広島県無形民俗文化財に登録されています。
神石高原町の伝統文化として、欠かせないものになっています。 現在、神石高原では子供・大人あわせて6つの団体が積極的に活動しています。

★年に1.2回共演会などを行い、神楽を鑑賞頂ける場を作っています。



神石高原の神楽の演目

鬼退治
神石高原の神楽の特徴は、出雲神楽の流れを汲むため、「神役」と「神能」の2つの舞の構成で披露されます。
「神役」は神事としての舞であり、曲舞・榊舞・猿田彦の舞、指紙(さしかみ)舞・茣蓙(ござ)舞・勧請(かんじょう)舞・神迎(かみむかい)舞などがあります。曲舞・猿田彦の舞は神楽公演でも見ることが出来ます。
「神能」は出雲神話を基にした演目で神代の時代(神様が統治していたころ)の内容で構成されており、旧舞と言われる舞を得意としています。
主に、天照大御神に大国主命から国を譲る話(国譲りの能)、須佐之男命が八岐大蛇を退治する話(祇園の能)、天の岩戸の中にお隠れになった天照大御神を何とかして引っ張り出そうと神々が奮闘する語
(天岩戸開きの能)などの演目があります。

★神石高原の神楽は、1つの演目を通しで行うと1演目2時間以上はかかります。
なので、共演会などでは、朝から晩まで神楽を通しで楽しむことが出来ます。

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