神石高原町 ホタルガイド【2024年版】

自然豊かな神石高原では、ホタルが生息しています。

夏になると、ホタルの舞う優雅な景観を楽しめるのが魅力です。

神石高原で見られるホタルの種類

神石高原では、おもに「ゲンジボタル」と「ヒメボタルキンボタル)」の2種類のホタルが生息しております。

ゲンジボタル

ゲンジボタルは、比較的大きいホタルです。

成長の体重は、15mmくらいあります。

幼虫がカワニナをエサとするため、きれいな川に生息。
成虫になり、川付近を飛び回ります。

成虫が夜を飛び回るピークは、6月下旬ごろです。
時間帯は、20時~21時ごろ。

神石高原町でもっとも多く見ることができるホタルで、どの地区でも見られます。

ゲンジボタルのおもな鑑賞スポット

ゲンジボタルの鑑賞スポットとして有名な場所は、 おもに以下のとおり。

  • 阿下川(阿下地区)
  • 福枡川付近(牧地区)
  • 天田川付近(豊松地区)

比較的小さい川でも見られます。

なかでもおすすめのスポットは、豊松地区です。

なお7月以降は、あまりゲンジボタルは見られなくなります。

ヒメボタル(キンボタル)

ヒメボタルキンボタル)は、ゲンジボタルやヘイケボタルより一回り小さいホタルです。
体長7mmくらいで、メスは飛びません。

ちなみにヒメボタルが学名で、キンボタルは俗名です。

またゲンジボタルと違って、幼虫のエサはカタツムリ。
そのため森林に生息し、成虫も山の木々の中を飛び回ります。

さらにメスが飛べないため、地域によって固体差があるのも特徴です。

とくに帝釈峡のヒメボタルは、帝釈峡にしか生息しないカタツムリをエサとしているため、学術的にも大変貴重なホタルです。

ヒメボタルが鑑賞できる期間は、1週間~10日程度と短く、ピーク時は7月中旬ごろです。

帝釈峡 神龍湖湖畔ヒメボタル(キンボタル)観察会について

毎年7月上旬に開催されていました「金ボタルの夕べ」は、平成29年度(2017年度)から諸事情により中止となりました。

そのため平成29年度より、安全、かつホタルの生態系を守るた、神石高原町観光協会の主催で、ホタルのピーク期間中は有償のガイドによる観察会を行っております。

帝釈峡 神龍湖湖畔ヒメボタル(キンボタル)観察会の概要

令和6年(2024年)の帝釈峡 神龍湖湖畔ヒメボタル(キンボタル)観察会・ガイドの時期・内容は次の通りです。

ガイドの実施日

令和6年の開催日は7月5日(金)~7月15日(月)です

ガイドの時間

【集合・受付】19時45分

【開始】20時~

【終了】21時(予定)

集合場所

帝釈峡スコラ高原入口」付近 

※県道25号線から県道452号線(スコラ高原方面)に入り50mほど進み、スコラ高原看板のところを右に曲がります。
※すぐそばに車が停車しています。そこが受付場所です。

参加料金

【事前予約の場合】1人 500円(税込)
【当日飛込の場合】1人 1000円(税込)
【小学生以下】無料

原則として事前予約申し込みでの受付としております。当日参加はご遠慮ください
※料金はガイドの人件費、諸経費、ホタル保護に使用します

予約・参加方法

神石高原町観光協会で予約をするか、下記の宿泊施設で予約をしてください。

【神石高原町観光協会での予約】

以下の予約フォームより予約してください。料金は当日精算です。

【宿泊施設での予約】

予約可能な宿泊施設は、 以下のとおりです。

料金は、宿泊施設に支払ってください

ガイドの内容・流れ
  1. 受付(集合場所で料金を徴収)
  2. ガイドによる説明(約10分)
  3. 現地に移動
  4. 現地で観察会(約30分)
  5. 移動・終了
注意事項

1.
アルコール・香水・虫よけスプレーなどをつけて観察会にご参加しないで下さい。
叫ぶ、大声で会話するなどは絶対にしないで下さい。


※ ヒメボタルは匂い・騒音に大変弱いホタルです。金ボタルが逃げます。

2.
ガイド中の写真・動画撮影はお断りしています。絶対にやめて下さい。

※ ホタルにストレスをかけないで、自然な状態での観賞をしていただきたいので、スマホやデジカメ等での撮影をお断りしています。
小さな光でもヒメボタル(キンボタル)に影響を与え、ホタルが逃げます。
自然な状態の鑑賞ができないため、絶対にやめて下さい。
現地へは携帯の電源を切っていただきます。
ヒメボタルの撮影をしたい方は、別の場所をご案内しますので、観光協会へ問い合わせてください。

3.
ガイドの指示に従ってください。まわりが真っ暗なので、ガイドがもつ光を中心にして動きます。

※安全を第一に考えてガイドをしますので、勝手な行動はとらないで下さい。

4.
上記3点について厳守していただくよう、現地にて誓約書に記名をお願いします。

※ガイドをする期間は、ホタルの出現が多いと期間のみとなっています。5日~15日以外 の日(天候等により18日まで実施する可能性あり)や21時以降は少ないですが観察することはできます。その期間はガイドがいませんので、自己責任で見学をお願いします。その際、観察時の注意事項は守って頂きますようよろしくお願い致します。

感染防止対策

1回の参加者を20名までとし、利用者間の距離を適切にとるように努めます。

また参加される方で、当日に体調不良や発熱があった場合はキャンセルをしてください。

その他のヒメボタル鑑賞スポット・撮影スポット

ヒメボタルの鑑賞スポットとして有名なのは、以下の地区です。

  • 帝釈峡神龍湖付近
  • 油木出佐谷地区付近

油木出佐谷地区のヒメボタルについて

油木出佐谷地区の生息地は道路際ですが、山際で細い道沿いです。

なるべく地元の方に案内をしてもらって、観賞ください。

またヒメボタルの撮影を希望される方は、以下の場所へお越し下さい。

ホタル撮影時の注意事項

撮影される方は、地元の方に邪魔にならないよう、マナーを守り撮影をして下さい。

撮影者のマナーが、非常に悪いという報告があります。
このままだと撮影をご遠慮することになる可能性があります。

ご注意ください。

車は、手前にある広場に停めてください。
道路端に車を停めないようにしてください。

イベント情報:ヒメボタルを観る夕べ

開催日程

令和6年7月13日(土曜日)

時間

【開始】18時開場 20時前~ホタル生息地に移動します

集合場所

東幸館

注意事項

イベント開催時の撮影は、ご遠慮ください。
鑑賞を目的としたイベントです。

ヒメボタルを観る夕べについての詳細は、以下のページを参照してください。